自分でもブログを公開していたが、自分の病気の顛末を書き連ねて、ある日更新されないブログ、亡くなったことを告知する運命を受け入れることができず自分の病気のことをブログに記録できなかった。

この度、「終活Web」ソナエに掲載されていた記事を読みhiroさんが提唱する「終わらない!」というコンセプトに共感し、お仲間に入れていただいた「たしろ」と申します。

自分は北海道、hiroさんは確か大阪だ。見ず知らずではあるが、便利な世の中になったものだとつくづく感謝せずにいられない。

自分の病状としては、肺腺がん ステージⅢB

発覚したのは持病の慢性関節リウマチの定期診察の際の胸部X線撮影であった(2014/04/03)。
そこで、肺に影があるとの見立てで、詳細な検査を行うことになった。
自覚的には、前年(2013/10ころ)より夜間に咳き込んでいたりしたので嫌な感じはしていたが、9月の健康診断のX線で問題なしの判定なので、まぁ風邪だろうとたかをくくっていたのは事実。
検査は後日、造影剤を使ってのCT、MRI、PET、気管支内視鏡検査(組織検査も)を行った。

5/8に「肺腺がん ステージⅢB」の確定診断にとなったというのが、大まかな顛末である。主治医にガン宣告をされたときは「ああ、やっぱり」という感想が真っ先だった。
説明はさらに続き、原発巣は4cm程度、リンパに転移があることから手術不適。抗がん剤(化学療法)による治療しかない。
ちなみに「肺腺がん ステージ3B」の平均余命は16ヶ月、5年生存率は20%程度という統計上の数字がある。(但し、これはオペ適用の話なのかもしれない。)

真っ先に頭に浮かんだのは、あとどれくらい生きられるのかという生々しくも非常に希望的なものを含みつつ現実的な疑問だ。
最近の抗がん剤は効くらしく、主治医によれば「(余命は)今の段階では「人による」(抗がん剤の効き具合による)」という一番嫌な回答であった。
いずれにしても、ここ数ヶ月で死ぬような状況ではないらしいのでなんとなく安心してしまったのが本当のところだ。

この日は家内を伴わず、一人で病院に行って病状についての説明を受けたので、「家内になんて言おう」とあれこれ考えてみたりしたが、どう考えてもストレートに説明するしかないことを悟り、帰宅後家内に自分が肺がんであることをなるべく主治医に伝えられた通りに話した。
病状を知った家内の内面に留めた気持ちがいかばかりであろうかとおもんばかると申し訳なくて今でも涙が出る。

息子には当日伝えたが、娘には出産直後でおっぱいが止まったりする と大変だということで、娘の旦那と相談しながら体調や機嫌の良い時に話した。
心配なこと、聞きたいことなど山のようにあるとは思うのだが、それってすぐには出て来ない。患者本人だってそうだから、家族もそうに違いないのだ。 

家族に絶望的な心配をかけても「僕は、もう少し生きていたい」。 

by たしろ